
技術センター長
松木 一弘
(Kazuhiro Matsugi)
広島大学には、80名を超える常勤・非常勤の技術センター所属の職員がいます。広島大学では、教育・研究活動における全学的な技術支援体制の構築と、それを担う技術職員の技術および技能の発展継承をねらいとして、平成16年4月、大学法人化を契機に広島大学技術センターを設置し、すべての技術職員の所属をそれまでの各部局から全学組織としての技術センターに一元化しました。初代技術センター長の藤久保昌彦先生が、技術センター創設から体制の構築を行い、二代目技術センター長の山本陽介先生により、現在の4部門10班の構成が出来上がりました。三代目技術センター長の早川愼二郎先生により、職員の処遇向上などセンターの改善が成され、教員、事務職員、技術職員、相互の理解と敬意を基調とした円滑な技術センター運営を具現化された前任の水田勉先生から引き継ぎ、2024年4月よりセンター長に着任いたしました。
技術センターは、分析機器の操作・保守・管理を担う共通機器部門、実験装置の設計・製作や大型実験装置の運用・維持管理を担う工作部門、医学に関係する配属先で解剖教育実習・病理標本の作製および実験動物の飼育を担う医学系部門、農学・水産・生物・食品分野において施設の維持管理と実験・実習の補助を担うフィールド科学系部門の4つの部門からなります。ここに挙げた業務のキーワードは、いずれも広島大学の実習にかかわる教育と先端的な研究を支えている非常な重要な役割を示し、広島大学憲章を全うする最たるものと考え、業務の重要さを肌で感じています。技術職員が、最高のデータやサービスを提供できるよう環境整備を図るとともに、優秀な人材確保がますます困難となる中、現職員の一層の技能向上のための技術の伝承や研修の充実に努めてまいります。
一方、全国の学術系機関に所属する技術系職員が技術発表、討論を通じて技術の研鑽、向上を図り、相互の交流と協力により技術の伝承も踏まえ、わが国学術の振興に寄与することを目的とした、第30 回機器・分析技術研究会および第3回機械工作技術研究会が、2024年に本センター主催として開催されますので、皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。